Brave(ブレイブ)が広告契約の取引所NYIAX(ナイアックス)と提携

Brave(ブレイブ)が広告契約の取引所NYIAX(ナイアックス)と提携

次世代分散型ブラウザBrave(ブレイブ)を提供するBrave Softwareが広告契約のマッチングエンジンを提供するNYIAX(ナイアックス:The New York Interactive Advertising Exchange)と提携したことを7月9日に発表した。

Braveは従来のWebブラウザの広告システムを排除することによって高速化を実現し、さらにユーザーによる主体的な選択が可能な新しい広告プラットフォームを提供することで、ユーザーやコンテンツクリエイター、広告主に新しいエコシステムを提供している。

NYIAXは証券取引所を運営するNasdaq(ナスダック)が支援する、広告契約に特化したブロックチェーンベースの取引所である。ブロックチェーンで管理された広告契約を取引する市場を提供し、売り手と買い手をマッチングさせることで、広告主はより確実に消費者に広告を届けることができ、コンテンツクリエイターは保証された収益を安定的に得ることができるという仕組みだ。

今回の提携によってBrave上の広告枠(Brave Ads)をNYIAX上で取引できるようになり、NYIAXを利用する広告主は広告表示を許可したBraveユーザーのみに確実にプロモーションを行うことができるとのことだ。

編集部のコメント

Braveは個人データを収集するような広告をブロックする機能「BRAVE SHIELDS」をもつブラウザです。広告をブロックすることでブラウザが軽くなるという利点がある他、Braveでは反対に特定の広告を閲覧することで、Braveの独自トークン「BAT(ベーシックアテンショントークン)」を取得することもできます。なおBATは現在日本の取引所ではGMOコインとビットフライヤーで取り扱いがあります。

またBraveは今年5月に月間アクティブユーザー数(MAU)が1,540万人に達したことを発表しています。Brave Software Incの日本版公式Twitterの6月6日のツイートによるとBraveは日本のAppStore無料ランキング2位、Google Playでは7位になったとのことです。

Braveはつい先日9日にもビットフライヤーと業務提携を発表しています。この業務提携は暗号資産(仮想通貨)ウォレット機能を共同開発を行う事を目的に行われています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/Irina-Shibanova)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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