「そうだったのかブロックチェーン」Ep.11
このポッドキャスト番組では、日銀・金融庁で銀行監督の経歴をもち、現在は周南公立大学情報科学部でブロックチェーンについての教鞭をとる内田善彦と、グルメアプリのファウンダーとして、Web2サービスにブロックチェーンを掛け合わせWeb3事業を構築したキャリアを持つ酒井勇也、そしてクリプト専門メディア「あたらしい経済」副編集長の大津賀新也の3人が、ブロックチェーンについて知っておくべきことを紹介します。
第11回目となる今回は、これまでのエピソードで積み上げてきた「トークンとは何か」を土台に、マルクスが『資本論』で示した資本の一般公式「M-C-M’(マネー→商品→増えたマネー)」を出発点として、トークンの本質に迫りました。労働という商品だけが価値を増やす「命がけの飛躍」と、そこから生まれる剰余価値によって貨幣が自己増殖していく仕組みを確認しました。
そのうえで、「生き残ること」が第一だった時代の価値様式と、基本的人権が守られ「よりよく生きる」ことが問われる現代とを対比し、いまの資本主義がマネーで測れない価値を「見えないもの」として切り捨てているのではないか、と問題提起しました。
ここから、M-C-M’ のマネーをトークンに置き換えた「T-C-T’」モデルを提示しました。トークンとは「マネー(M)+ナラティブ(U)」であり、美味しさや健康、環境、接客のように何軸でも増やせ、最低2人の合意のもとで数えられる客観的な価値だと整理。マクドナルドのスマイル0円やチップ文化、マネー化した途端に当初の目的を見失うカーボンクレジットの例を通して、マネーが切り捨てる「見えない価値」をトークンで計測・流通させる可能性を掘り下げていきました。
次回、第12回目は2026年8月4日に配信予定です。
公開収録Vol.2 8/719:00~開催
なお「そうブロ」では、8月7日19:00より四谷にて公開収録の第二弾を開催予定です!
7月に開催された、日本最大級のブロックチェーンの祭典「Japan Blockchain Week 2026」(IVS Crypto / WebX / JBW Summit など)。 延べ1万人以上が集まったこの2週間で、日本の Web3 業界には何が起き、何が語られたのか。
現地で見て・聞いて・感じたことを、それぞれの目線から振り返ります。 そして、そこから見えてきた「2026年後半、そしてその先」の業界の行方を展望していきます。
今回はあたらしい経済編集長の設楽悠介をゲストに迎え、公開収録を行います。
ポッドキャストを再生する
以下より番組をお聞きいただけます。再生ボタンから再生ください(クリック後10秒ほどお待ちください)。
出演者
内田善彦
1994~2023年日本銀行。金融研究所・企画役、金融機構局・企画役(グループ長)等。金融機関のリスク管理・経営管理に関して様々な角度から考察を加える。この間、金融庁、大阪大学、東京大学でも勤務。2023年6月〜11月株式会社クエストリー取締役、2024年4月〜12月カシェイ取締役として、web3スタートアップに経営者として参画。現在は、周南公立大学情報科学部教授(2023年6月から)として教鞭を執る傍ら、株式会社サイバーリンクス社外取締役(2024年3月から)としてデジタルIDや電子署名関連のビジネス等を推進するほか、株式会社ゆいづむ代表取締役(2025年10月から)としてブロックチェーン活用に関連するコンサルティングを行う。
Xアカウント:https://x.com/uchida_tomato
酒井勇也
学生時代に株式会社SARAHを共同創業。日本最大級のメニュー特化型グルメアプリ「SARAH」に加え、大手食品メーカー向けの外食ビッグデータサービス「FoodDataBank」を構築した。COOとして累計10億円の資金調達やM&A、PMIを主導。2019年より、SARAHのWeb3化を主導。食・ヘルスケアのデータ管理に特化したレイヤー1独自ブロックチェーン「ONIGIRI Chain」の開発や、トークンエコノミーを構築した。2025年の代表取締役退任を経て独立。現在は、実需を伴うブロックチェーン活用やWeb3事業の社会実装に特化したコンサルティングを展開している。
Xアカウント:https://x.com/skyuya03
聞き手:あたらしい経済 副編集長 大津賀新也
そうだったのかブロックチェーン公式Xはこちら:https://x.com/soublock
そうだったのかブロックチェーン公式サイト:https://soublock.com/