Steemit の David Jeffreys とランチ(Steemit Inc.’s Manager of Exchanges and Business Development)

連載 NEW ECONOMY LUNCH

竹田匡宏

「あたらしい経済」編集部員が、ブロックチェーン、仮想通貨などのプレイヤーと気軽なランチをしながら、あたらしい経済のお話を聞くカジュアルな連載「NEW ECONOMY LUNCH」。

第一回は「Steemit」のコアメンバーの一人である、事業開発部の David Jeffreys とのランチ。

Steemit
「Steemit」とは?

「Steemit」はブロックチェーンを使った、ブログのような記事投稿型メディア・SNSサービスだ。

ただこのサービスがただのブログサービスと違うのは、「Steemit」上で記事の投稿や評価というアクションで仮想通貨(トークンを)が貰えるという仕組み。

すごくシンプルに言うと、いい記事を書いた人には多くの報酬が貰える。そしていい記事を適正にいいと評価した人にもまた多くの報酬がもらえる。そういったその仕組みによってサイト内の記事のクオリティをあげて、広告に依存しないメディアを目指しているサービスだ。

そのインターフェイスは世界的なサービスでいうと「Medium」、日本のサービスでは「note」に似ている。

また日本でも似たようなコンセプトのサービス「ALIS」がICOして現在Betaサービスを開始しているが、その「ALIS」も「Steemit」にインスパイアされて作られたものだ。

「Steemit」で押さえておくべきポイント

  • 現時点でSteemit の STEEM は世界で一番利用されているトークンである
  • メディアの広告の形をガラッと変革させるかもしれない
  • 3種類トークンがあること(SP,SBD,Steemit)
  • コンセンサスアルゴリズムはDPoS

「Steemit」の3種類のトークン

「Steemit」のシステムを動かすために以下の3種類のトークンがある。

  • Steem Power(SP)
    STEEM Powerは、保有していると利子が得られるトークン。SPの保有量が多いほど、記事への評価でのインセンティブが得られる。
  • Steem Blockchain Dollars(SBD)
    Steem Blockchain Dolloarsは、1ドル(USD)と価値が連動されるように設計されているトークン。
  • Steem
    SPとSDに直接的に価値を与え、取引所でBTCやETHなどと交換して手に入れることができるトークン。

「Steemit」のシステムはこの3つのトークンをつなぎ合わせた複雑なものだ。もし仕組みに興味がある方は、日本語のホワイトペーパーも公開されているので、読んでみてもいいかもしれない。ブロックチェーンがメディアにどう応用されているかを学ぶことができる。


Steemホワイトペーパー日本語版
https://steemit.com/japanese/@inoue/steem-japanese-version-of-steem-whitepaper

Steemitチーム Davidとランチ

さて、そんな「Steemit」のMEETUPの翌日、コアメンバーの一人である事業開発部のDavid Jeffreysとランチをした。

「Steemit」のCEO Nedについて、たずねると「Nedはビジョンを創る能力、マーケティング能力にとても長けている」とのこと。David も彼をとても信頼しリスペクトしていることが伺えた。

また「Steemit」は新しいSNSだと言われているので、既存のSNSプラットフォームであるFacebookなどをどのように意識しているかを聞いてみた。

Facebookなどの既存のプラットフォームと対立という形でSteemitを表現してはいかない。既存のSNSとはまったく全く別のサービスとして、新しいマーケットをつくていく」との答え。個人的には既存のSNSプラットフォームを強く意識していると予想していたのだがあまり気にかけていない様子だったので驚いた。

コーヒーを飲みながら、アメリカのメディアが仮想通貨をどのように扱っているのかも聞いた。「アメリカのメディアはクリプトに対しての信頼はいまのところ50:50。まだ見解が分かれている」とのことだった。以外だ、米国はもっと進んでいる状況かと思ったが、メディアの取り扱いははそれほど日本と変わらないかもしれない。

日本の人たちの仮想通貨への関心については「日本はクリプトに対しての熱量は、アメリカ、韓国と比べるとかなり劣っている。しかし、これからもっともっと盛り上がっていくポテンシャルは秘めている」と語っていた。

日本の熱量を高めるために、またNedとともに来日するだろうとDavidは最後に語った。次回はじっくりとインタビューさせてもらうことを約束し、短いランチは終了した。

すでに「Steemit」は日本語にも対応を開始している。もし興味があれば一度使ってみてもいいかもしない。記事を仮想通貨を貰うことは、手軽にブロックチェーンを体験するいい機会になるはずだ。

「Steemit」サイトの japanese タグを検索
https://steemit.com/trending/japanese

この記事の著者

竹田匡宏

あたらしい経済編集部

あたらしい経済編集部