【国内初】SBI VCトレードが「USDC」を3/12から取扱開始、「電取業」登録完了で

SBI VCトレードがステーブルコイン取扱い可能に

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、「電子決済手段等取引業者」の登録完了を3月4日に発表した。

「電子決済手段等取引業」は、国内において「電子決済手段」として位置付けられたステーブルコインを取り扱うのに必要となる登録だ。

今回の登録は「登録番号 関東財務局長第00001号」であり、SBI VCトレードは国内でステーブルコインを取り扱う企業として初のライセンスを取得した。

発表によると今回の登録完了にて同取引所は、米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」を取り扱い開始するという。3月12日のシステムメンテナンス明け後より利用者を限定したベータ版のリリースを予定しているとのこと。

SBI VCトレードは2023年11月、「USDC」の国内利用に向けサークルと提携していた。その際の発表によると、その他にもSBI新生銀行が口座開設を通じてサークルに日本国内で銀行サービスを提供する予定であることも発表されていた。

日本においては2023年6月1日施行の改正資金決済法にて、一定のステーブルコインは電子決済手段として位置づけられ、発行・流通が可能となっている。そのため国内におけるステーブルコインの取り扱いは、資金決済法に基づき「電子決済手段等取引業」の登録を取得することが条件となる。

参考:SBI VCトレード
画像:iStocks/Who_I_am

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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